工学部で数学を教える数学者が、数学の実用性について、悩み、考えた事を書いた本。
「数学なんて将来何の役にたつのか?」という子どもからのキラークエスチョンへの答を期待したが、流石に安直なキラーアンサーは記されてはいなかった。(数学全般におけるキラー回答はないが、「因数分解の実用性」については、良い答が明かされている。 )
文系人間にとって、大学の数学なんぞ神の領域に近いのだか、工学部で必要な数学と数学部の数学は違うというのが、何かわかる気がした。ギリシャの神様とローマの神様ぐらいは違うという事らしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新書 理数系
- 感想投稿日 : 2012年8月27日
- 読了日 : 2012年8月27日
- 本棚登録日 : 2012年8月27日
みんなの感想をみる