ジャコバン派による追求の手に脅かされながら書かれた、コンドルセの思想的遺言とも言うべき作品。古代以来の歴史を、精神の進歩という視点から解釈していく。進歩を阻害するがゆえのキリスト教に対する敵意、数学的方法が社会に関する学問にまで浸透することによってさらに社会の進歩が加速するという視点など、共和政フランスの創出に携わった思想家による、きわめて興味深い考察の数々が含まれている。
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- 感想投稿日 : 2014年6月7日
- 読了日 : 2014年6月7日
- 本棚登録日 : 2014年6月7日
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