中学生が襷をつなぐ駅伝のおはなし。
6人の少年たちも、それぞれ等身大の悩みを抱えていて青くて、よしよししてあげたくなるようなかわいさと一人の男として認めてあげたい逞しさがあり、すごいかわいい。
そして、何にも知らずに陸上部の顧問になってしまった上原先生がいいなー。
フランクでお茶目で、でもしっかり生徒を一人と人間として尊重して見てる(ような気がする)。
中学生の学校行事や部活動の延長でって位置づけの駅伝大会なので、ストイックになりすぎないとこがいいのかも。
みんなで楽しく走って、でもやるからには全力で悔いのない結果を残そうというシンプルさがぐいぐい伝わってきて、一人一人に共感できるし、微笑ましい気持ちで見守りたくなります。
こどもが中学生くらいになったら読ませたいと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
瀬尾まいこ
- 感想投稿日 : 2014年1月31日
- 読了日 : 2014年1月31日
- 本棚登録日 : 2013年1月15日
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