死神の精度 (文春文庫 い 70-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年2月8日発売)
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<2013年6月11日 再読>

珍しく旦那が小説を借りてきていたので拝借した。
こないだ「旅猫リポート」を薦めたらとてもよかったらしく、たまには小説もいいなと思ったらしい。

以前、この本を読んだ後に映画化されて、金城武と小西真奈美の印象はあったんだけど、真ん中4編はほとんど覚えてなかった。

千葉がおかしくも愛らしい。死神なのに。
「ミュージック」を偏愛しているくせに、なかなか博愛的な面を持っていたり。
噛み合わない会話も、教訓めいた言い回しも、なんだかキュート。

連作短編の話がさりげなくつながってたり、仙台の落書き男は「重力ピエロ」だよねーってところとか、伊坂さんの作品は細かいところがおもしろいよなぁと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 伊坂幸太郎
感想投稿日 : 2013年6月11日
読了日 : 2010年月
本棚登録日 : 2009年4月10日

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