天医会総合病院の総括診断部の部長、天久鷹央(あめくたかお)。
外科医だったが、内科医を志し大学病院からこの病院へ派遣された小鳥遊優(たかなしゆう)。
このふたりが様々な“謎”に挑んでいく。
Karte.01 泡
小学生が目撃したのは本当に“河童”なのかを探る。
バラバラに見えていた事象が最後に繋がっていく。
その流れの見事さに思わず声が漏れました。
Karte.02 人魂の原料
新人看護師が夜勤の見回り中に“人魂”を見る。
勘違いと思い込みから起きた騒動。
ちょっと難しかった。
Karte.03 不可視の胎児
中絶したはずの女子高生のお腹の中に赤ちゃんが…。
たぶんアレだなと予想してましたが、そう簡単ではなかった。
そんなことあるのかと驚愕のラストでした。
Karte.04 オーダーメイドの毒薬
鷹央が診た子供の親に訴えられる。
総括診断部、存続の危機…。
診断に間違いはなかったが、鷹央たちは他の疾患の可能性を探る。
ホームズとワトソンの関係性に似ていた。
社会的なものが欠落していることを自覚し、劣等感を抱いてる天久鷹央。
超人的な頭脳を持つ鷹央をサポートする小鳥遊優。
ふたりの今後が気になるな~と思ってたら、シリーズ化してました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫本
- 感想投稿日 : 2015年6月19日
- 読了日 : 2015年6月18日
- 本棚登録日 : 2014年10月21日
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