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知恵蔵さんの本棚 > ダンス・ダンス・ダンス〈下〉


知恵蔵の本棚»

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レビュー by 知恵蔵さん

村上春樹   4

デビュー25周年ということで、
青春3部作+ダンス・ダンス・ダンスを読み終えた。

「風の歌を聴け」
「1973年のピンボール」
「羊をめぐる冒険」(上)(下)
「ダンス・ダンス・ダンス」(上)(下)

考え深いことがぎっしりつまっていて、満腹。満腹。
最後に読んだからかも知れないがダンス・ダンス・ダンスは
非常にインパクトがあった。哲学風ミステリー小説とでも
いうべきだろうか。

特に入口と出口の世界観には腑に落ちる心境。
ちょっとだけこの小説からひらめいた入口と出口の
世界観を披露。


この世に生まれてきて自分は人と接することで
少しずつ自分の人生観や世界を作ってきた。

そしてその自分が作ってきた世界(部屋)には
入口と出口があって、そこに他人が入ってきては
何らかのアピールをして出口から出て行く。
すぐに出て行く人もいれば、ずっといすわっていく人もいる。

だれもその部屋の中にいないときは、そう「孤独」を
感じて、一生懸命自分をアピールして自分の部屋へ
他人を招待する。他人がつまんないと感じれば自分の
気持ちに関係なく容赦なく出口から出て行く。

この繰り返しで自分の部屋をどんどんと成長させていく。
現在自分の世界(部屋)には妻がいるがいつ何かのはずみで
出口から出て行くかもしれない。親や友達や会社の人も同様だ。
逆に入口から新たな人が現れるかも。

ん?もし自分が他人の世界の入口に入った場合は
どうなるか?

そう。自分の部屋は誰もいないか他人が居座って
いるのだ。そして他人の世界に飽きた自分は
他人の出口から出て自分の入口を通って自分の部屋に
入っていく。そして自分の部屋に誰かいた場合。
「待たせてごめんね」
「あー誰かいるよー」
などその時の気分次第。そこで不快感がおきたときそれが
世にいう「自分の居場所がない」となる。

そして。。。。。考えると底なし沼。でもおもしろいのだ。

登録日 : 2004年10月06日 10:41:02


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