実際に塩狩峠であった鉄道事故で殉職した人をモデルに書かれた主人公・信夫。衝撃的なラスト。いずれ死ぬことは分かっていたけれど、こんな形で死んでしまうのか…とつらい。けれど、残された者たちもきちんと生を全うしようとする姿が美しい。あまりにも頑なであまりにも真面目な青年の、鮮やかな生が描かれている。あたしは信仰などクソ食らえと思っているけれど、人間の歴史上、信仰によって人も殺されたし戦争も起きた。それだけ人間という動物は迷いやすい動物だということ。
登録日 : 2007年11月28日 01:04:40
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