pianissimoさんの本棚 > 本所深川ふしぎ草紙
レビュー by pianissimoさん
時代小説
読み終わった
読了日 : 2007年10月15日
2007-10-15T20:42:06+09:00
本所深川に伝わる七不思議をめぐって、さまざまな人間模様が伝わる七編。幼い頃に飯を恵んでくれたお嬢さんとの約束の日に掲げられた「片葉の芦」や、わがままな娘に夜中にお使いを頼まれる奉公人・おりんを夜な夜なつけてくる「送り提灯」、殺された魚屋の夫が無念で妖怪となて出てくるといううわさを聞いた妻が真実を確かめようとする「置いてけ堀」など。あたしはラストの、男に頼らず、自分で生き抜こうとする女・おゆうが大店の娘になりすます「消えずの行灯」がイチオシ。全編に登場し、事件を解決へと導く岡っ引き「回向院の茂七」の人情もなかなか。
登録日 : 2007年10月15日 20:42:06
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