殺意・鬼哭 (双葉文庫) についてのpianissimoさんの感想

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「呆れてものが言えねえよっ!」という一言を言われてから、師とも友とも兄とも思う的場を殺してしまった真垣。その真垣の独白からなる「殺意」と、刺された的場の死への三分間の漂う意識を詳細に書かれた「鬼哭」からなる。どちらにも何も救いがない。全体的にくどい。人間の意識は堂々巡りするのだからまあ、意識に忠実といえば忠実。殺人の動機を探ることの無意味さを訴えているのだろうが、結局何が「呆れてものが言えねえよっ!」なのかが分からずすっきりしない。殺される的場の薄れゆく意識のあり方はリアル。
2007年10月16日 23:33:15

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