堂場瞬一、刑事・鳴沢了シリーズ第5巻。
警視庁青山署の刑事、鳴沢了は、父親の葬儀のため、新潟に戻っていた。葬儀自体は県警が仕切っていたため、了は挨拶をする程度だった。葬儀の日は、父が捜査した殺人事件の時効の日だった。
葬儀の翌日、15年前に殺人事件で殺された鷹取洋通の息子である正明に声をかけられる。当時捜査を担当したのが、了の父親で、唯一解決できなかった事件である。
当時、正明の証言から容疑者として、同じNPO団体を設立した羽鳥美智雄が容疑者として捜査されたが、検挙には至らず未解決となった。
正明は、羽鳥に犯行を認めさせるよう了に迫る。
了は、新潟県警の元部下である大西海の協力を得て正明と羽鳥の周辺を調査していくうちに、父が感じていたある疑問に行きつく。
当時父も自分の考えを押し殺し、捜査本部の捜査方針を曲げることができなかったことが、父が残した備忘録から読み取れた。
15年前の殺人事件の真相と犯人は…
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- 感想投稿日 : 2015年4月5日
- 読了日 : 2015年4月5日
- 本棚登録日 : 2015年2月1日
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