少し変わった子あります (文春文庫 も 22-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年6月10日発売)
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本棚登録 : 1597
感想 : 170
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久々の森博嗣先生作品。
結構哲学書的という声が多いようですが、確かに唸る。
そしてなかなか怖いです。
最後まで読み終えるまでは1話完結の話のような感触
なのですが、最後まで読んで怖くなる。

怖いのは、○○が消えたの?ではなくて、
どこからが○○かがわからないから。
わからないのは、物語の中で「孤独」についても触れられてますが
名前を呼ばれる相手がいないと「孤独」も「自己」も
認識できないんですよね。
私を「誰」と言ってくれて初めて成り立つ。
相手を呼び合うことの大切さが改めて身に染みました…

正直本として面白いかというとう~ん、ですが、
考えさせられます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 一般系
感想投稿日 : 2014年5月24日
読了日 : 2014年5月24日
本棚登録日 : 2014年5月24日

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