久々の森博嗣先生作品。
結構哲学書的という声が多いようですが、確かに唸る。
そしてなかなか怖いです。
最後まで読み終えるまでは1話完結の話のような感触
なのですが、最後まで読んで怖くなる。
怖いのは、○○が消えたの?ではなくて、
どこからが○○かがわからないから。
わからないのは、物語の中で「孤独」についても触れられてますが
名前を呼ばれる相手がいないと「孤独」も「自己」も
認識できないんですよね。
私を「誰」と言ってくれて初めて成り立つ。
相手を呼び合うことの大切さが改めて身に染みました…
正直本として面白いかというとう~ん、ですが、
考えさせられます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
一般系
- 感想投稿日 : 2014年5月24日
- 読了日 : 2014年5月24日
- 本棚登録日 : 2014年5月24日
みんなの感想をみる