猫町古書店に出してしまったのですが、『鬼平犯科帳』などのヒット作を出した筆者の食べあるき日記。
神田や銀座などの、老舗での食事やその店構えなど描写がたまらなくよいですが(そばや、鰻!)、戦争前の下町の描写も、印象に残ったところです。当時も同じように楽しく食べ、暮らしていた。そして、戦争に向かう時代に、その日々の暮らしが少しずつ、確実に失われていくことの恐ろしさも感じました。
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- 感想投稿日 : 2016年4月19日
- 本棚登録日 : 2016年4月19日
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