今昔物語等の古典をもとに、安倍晴明ら陰陽師の活躍を描き出している。2部構成で、前半は安倍晴明、後半は平安の他の陰陽師たちのストーリー。<br>
出典があるから仕方ないのかもしれないが、前半部分の晴明の話はどれも読んだことがあるネタばかりだった。アレンジも目新しいとは言いがたい。あまりにもカリスマすぎる陰陽師というのも面白くない。後半のマイナーな陰陽師たちの話のほうが面白かった。特に、地神を目覚めさせてしまった陰陽師の話が印象深かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(時代もの)
- 感想投稿日 : 2006年12月18日
- 読了日 : 2006年12月18日
- 本棚登録日 : 2006年12月18日
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