火村シリーズ最新作は、『店』をテーマにした短編を集めた連作集。
各短編に登場するのは、骨董屋、古本屋、床屋などだが、表題作にもなっている『怪しい店』は、『みみや』と屋号のついた『人の話を聞くだけの店』。この設定がミステリ的にも重要になる。
考えてみれば何をやっているのかよく解らない店はあるもので、昔、新宿にも、商売の内容が想像もつかない屋号の会社があった。いつの間にか看板も消えていたが、読んでいて、ググっても出てこなかったし、四季報にも載っていなかったあの会社のことを思い出した。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年11月3日
- 読了日 : 2014年11月3日
- 本棚登録日 : 2014年10月29日
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