まさか2017年になって新作が出るとは思わなかった『木島日記』。本書で完結編となる。
文庫の新装版でひさしぶりに前2作を読み返し、新作に手をつけたのだが、一番驚いたのは文体の変化だった。前2作は良くも悪くも『漫画版を読んだ人』向けのノベライズという印象が強かったのだが、本書はシリーズの特徴を踏襲しつつも、『小説』として完結している。そこが一番の違いだろうと思う。
※どちらが良い・悪いという話ではない。
ところで、旧版の単行本はどちらもハードカバーだったので、本書と並べるとちょっと統一感が無いのが残念。まぁ、この厚みの本をハードカバーにすると、重たくてかなわないのも事実なのだが……。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年11月11日
- 読了日 : 2017年11月11日
- 本棚登録日 : 2017年11月1日
みんなの感想をみる