[あなたが何者か / それを決めるのは あなたじゃないの / 決めるのは あなた以外の他人]
◎感想
ここ5~6年のテレビ版には正直うんざりしていたので
本当にいい憂さ晴らしになった。
久しぶりにルパンらしいルパンを観れて幸せだった。
世間じゃ評価が分かれているようだけど、僕は好きだな。
史上もっとも有名な犯罪者であり、エンターティナーでもあるルパンが
ちゃんとこの作品には居たから。
ただ、純粋な娯楽作品としてのルパン三世を求める人には
あまりオススメできない。
ピンとくればトコトン釘付けになれるタイプの作品。
◎抜粋部分感想
このOVAは
”幻想世界(いわゆる二次元)のルパン”ではなく
”現実世界の(私たちが考える)ルパン”を描いた作品だった。
「ルパンとは何か」ということを鑑賞中ずっと考えさせられた。
「誰が本物のルパンか」はさほど問題にならなかった。
ルパン三世を知る人の数だけ、彼のイメージが存在する。
だから万引きで捕まってしまうルパンが居てもいいのだ(どーよとは思うが)。
不二子が康雄ルパンに放ったこの言葉は
もっとも的確にそのテーマを示している。
どのルパンが本物か。決めるのは視聴者を含めた周囲の人間である。
……という手前勝手な自論を抜きにしても良い言葉です。
◎番外編
動く原作画には身震いしたぞ! マンガをしっかり読みたくなった。
読書状況:未設定
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カテゴリ:
映像
- 感想投稿日 : 2009年10月9日
- 本棚登録日 : 2009年10月9日
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