春はそこまで 風待ち小路の人々

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年8月23日発売)
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感想 : 22
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(15-73) 最初は連作短編かと思ったけれど、これは長編になってた。時代小説だけど、最近お客が減ってる商店街って今あちこちにあるね。
風が通らないから「風待ち小路」という名前もやや景気が悪い。でもそこで何とかしようとする年寄り連中と若手経営者たちの様子に頼もしさを感じた。
ラストのあたりはちょっと都合が良すぎ?という気もしたけど、いやな読後感よりはそっちの方がいいから良しとしよう。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2015年9月12日
本棚登録日 : 2015年9月12日

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