伝説上の女教皇ヨハンナの物語。フランク王国の時代の話はあまり読んだことがないので、おもしろかった。
中世において、女は罪深く、能力においても劣っており、男に従うのが当然とされていたことがよく分かる。また、信仰の名のもとに罪のない人びとが理不尽な仕打ちを受けたり、厳しい身分の差があったりと、その時代の社会の様子も伝わってくる。
物語の展開もハラハラドキドキの連続で楽しめる。歴史に詳しくない人でも読みやすい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年8月29日
- 読了日 : 2013年8月29日
- 本棚登録日 : 2013年8月29日
みんなの感想をみる