ウォン・カーウァイ監督の香港映画で、前半は金城武さん、後半はトニー・レオンさんがそれぞれ彼女にフラれたばかりの警察官を演じていました。
この2つの話に特に関連はありません。
金城さんは1994年5月1日が賞味期限のパインナップル缶を収集し、その日が過ぎたら全部食べて、酒場で次にやってきた女性を好きになろうとして、麻薬密売人のお姉さんに「パイナップル好き?」って各国語で言うお兄ちゃん。
しかし、謎の金髪お姉ちゃんが美人設定のようなんだけどサングラスをかけている段階からとても美人に見えなくて残念だった。
基本的に鼻が低い人にサングラスって似合わないんだよね。
伝言を聴くパスワードが「1万年愛す」とかベタすぎて引きました。
前半の話には、全く面白いと思う部分がなかったなぁ~。
後半主演のトニーさんは、この作品ではめっちゃカッコよく見えた。
前半ずっと濃い顔の金城さんを見続けてきたから、制服姿のトニーさんがあっさり美男子に見えたのかもね。
ずっとマヨネーズたっぷりのお好み焼きを食べ続けたあとに冷奴が美味しく感じるような感じ?
失恋したあと、石けんに「前はもっと丸かったのに痩せちゃって…」とか「寒いだろう。温めてやるよ…」って布にアイロンかけてたり、まぁラブリーっちゃラブリーか。
元カノが預けて行った合鍵で気になる男性客の家に家宅侵入を繰り返して勝手に金魚を増やしたり模様替えをしたりする頭がおかしい飲食店のお姉ちゃんに惚れるだなんて人が好過ぎる…。
音楽は良かったし、カメラワークとかクセになりそうな部分はあったけど、内容は痛い映画だったよ。
いつまでも頭に残るのは挿入歌の『夢中人』だけかなぁ~。
- 感想投稿日 : 2016年1月25日
- 読了日 : 2016年1月23日
- 本棚登録日 : 2016年1月25日
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