数学の大統一に挑む (文春e-book)

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制作 : 青木 薫・訳 
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片山真一先生(総合科学部数理科学コース)ご推薦

この自伝を書いたのは、E. フレンケルという1968年旧ソ連生まれの気鋭のカリフォルニア大学バークレー校の数学の教授です。前半では、ユダヤ系だというだけで筆者が被ったモスクワ大学の入学試験に代表される理不尽な差別の数々と、それにも挫けすに数学を学んでいく筆者の真っ直ぐで前向きな生き方が、深く印象に残ります。出会った先生達や、先輩の研究者への尊敬と感謝が溢れていることも印象深い所です。
自伝の後半部分は、ラングランズ・プログラムの内容が主となり、数学にアレルギーのある人は、読みたくないかもしれません。しかし最先端のラングランズ・プログラムでは、筆者が高校生の頃に心奪われた「量子物理学」と「純粋数学」を結び付けるというスリリングな局面に差し掛かっていることが、数学を前面に出さない巧みな比喩で述べられます。最後に数学とは全く関わりないですが、著者近影は必見です。湯川准教授(福山雅治)に負けないイケメンが、微笑みを浮かべて写っています。

レビュー投稿日
2015年7月21日
本棚登録日
2015年7月21日
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