夫が高卒で教養も思慮もないバカ男と見下している妻の話。その原因は父との関係にあった・・・。9割が泣くそうだが、全く泣けなかった。教訓としては結婚相手には気をつけろという事。過去と幸福の問題を扱っているように思えるが、親子関係に限らず、解決した問題なら許せばいいが、継続中の問題を許す事は自身の不利益や将来的なリスクにもなるので、許したらラクになれるといった簡単な話ではない。

2017年5月29日

読書状況 読み終わった [2017年5月29日]

トピック毎に要点がうまく整理されておりわかり易い。会社員が通勤時に持ち歩いて教養を身につけるには十分な内容だと思う。が、この内容では大学受験は無理だろう。

2017年5月27日

読書状況 読み終わった [2017年5月27日]

対談本というのはハズレが多いのだが、哲学の根本が「対話」であるわけだから、ある意味哲学本は対談本が本流なのかもしれない。関係としては西研が先生で佐藤が生徒役。
佐藤のアバウトな質問に対して、西研が問いを立て直し、問題点を整理して、切り口を設定していくプロセスは鮮やかで、「これが哲学者の思考方法か!」と腑に落ちる部分は多々ある。(これが「理性によるコントロール欲求」を満たす事になるのだろうが)
が、西研はやや楽観主義的で道徳的な所があるので、結論が説教くさくて、説得力に欠ける点がある。佐藤も大人だしそれに反論するわけではないので、ガチンコの対談にはなっていない。

2017年5月22日

読書状況 読み終わった [2017年5月22日]

ギリシャ哲学をアドラー心理学に強引に結び付けようとしたため、「幸福は邂逅次第」という幸福の多様性を排除した論調となっている。また、終始著者の経験論が展開され、最終的には「今を生きろ」「やればできる」的な自己啓発的なメッセージで締めくくられており、書籍全体の論理構成には甚だ疑問を感じる。
アドラーブームに乗っかったやっつけ仕事とは思わないが、著者の経験に基づく主張を多少の引用を用いて普遍性のを意識しつつ書きなぐっただけで、まとまりがないという印象は拭えない。
だが、過去問題・他者問題・自由意志問題等々への決着のつけ方が幸福に影響している事は疑いようがなく、各々の因果関係の気づきにはなった。特に質としての幸福と量としての成功の関係、良心の義務と幸福の要求の関係等々は今後考えていきたいテーマではある。
もうちょっと時間をかけて整理して書いて+100ページぐらいすればよかったのにと思うが、出版にはタイミングも重要であり、出版社のビジネス的事情もあるので仕方ないのだろう。

2017年5月21日

読書状況 読み終わった [2017年5月21日]

「はじめに」で結論として「哲学は人生の答えや成功する方法を解いているわけではない」「なぐさめを得るのではなく、歴史順に変遷を確かめるべき」とあり、結構マジメでポイント解説的な哲学史の内容となっている。
自己啓発本的題名は出版社がつけたのだろうが、勘違いして買う人もいるだろうし、逆に敬遠してしまう人もいるだろう。
普遍性と多様性の関係を考えるのが現代哲学の課題。対立を乗り越えて共通了解・合意を得られるのか。で締めくくり。

2017年5月20日

読書状況 読み終わった [2017年5月20日]

「王政復古の大号令」は失敗。即ち明治維新も失敗。よって赤報隊でテロ行為を行い、戦争に持ち込んだ。で、錦旗・勅許捏造という流れ。解釈としてはアリかな。
問題は小御所会議の顛末とその後の幕府・朝廷の合意事項の史料有無および信憑性だが。西郷による戊辰戦争敗退時明治天皇女装避難計画ってのは本当なんだろうか?
イエズス会が世界征服を企んでいた所はあったと思うが、他方日本人10万人の奴隷売買に関与していたというのはどうやや本当らしい。当時の感覚では禁教令はやむを得ないか。
薩長史観や官軍史観がそんなに蔓延っているとも思わないし、江戸時代が否定されているとも思わないが、250年間平和な時代が続いた事に関しては調査研究が進み、学ぶべき点があってもいいようには思う。

2017年5月20日

読書状況 読み終わった [2017年5月20日]

結構記述が細かくて、図表も多くてわかり易い。この程度をマスターしておけば十分だと思う。各テーマ別にさらに詳細を知りたい場合には見開き毎に参考文献が紹介されているのも有益でありがたい。こんな参考書見た事ない。

2017年5月18日

読書状況 読み終わった [2017年5月18日]

細かすぎず、簡単すぎず、概要を掴むにはわかりやすくて丁度いい。ただし、著者の思い込みが結構入っているように感じる部分もあるので、その辺は多少割り引いて読むべきか。
著者が中国人なのだが、日本人ウケするように書いているように思える所もあるし、中国ヨイショするように書いているように思える所もあるし、スタンスとしては両極端な所も面白い。

2017年5月18日

読書状況 読み終わった [2017年5月18日]

網羅性はあるが、広く浅くなので、説明不十分な所もある。だからイキナリ読んでも理解できないかもしれない。どういう人がいて、どんな事言ったのか(やったのか)がなんとなくは掴める程度。よって、一通り勉強した人が確認のために参考にするにはよいのかも。

2017年5月8日

読書状況 読み終わった [2017年5月8日]

歴史学者は歴史小説家を下に見る傾向があるように思う。
が、本書によれば、「根拠を追い求め」「他者に正しい(認識)と共有される」ならば、両者の違いはなくなるという事になる。よって、歴史に対する「姿勢」や読み手の評価が問題なのであって、アカデミズム(科学)か商業主義(想像)かの違いを議論するのは不毛な気がした。究極の所は本当の事は誰にもわからないし、客観は認識できないという哲学的テーマに入り込む。結局、歴史はそれを選択した人の多数決で決まる事になる。人はヒステリーを起こすから、ここにはリスクもある。
また、「役に立つ」かどうかも意味のない議論で、世の中に影響を与えるのは間違いなく、その功罪について論じるべきだろう。(著者は一応論じているようには思えるが書き方がよくないような)
入門書なのでアウトラインを提示するのみで、問題提起に留まっており、総じて論旨がゆるく、論調は弱い。著者にも迷いが感じられるし、そもそも確たる答えもないのかもしれない。それが著者の誠実さであるとも言えなくもない。要するに、「断言する人間は疑え」って事になるのかと。

2017年5月8日

読書状況 読み終わった [2017年5月8日]

有斐閣だし、たぶん底辺大学の一般教養向けの教科書なんだろう。よって自分にはちょうどいいレベル。網羅性も高い。
十数名による共著なので偏りがなくバランスが取れているとは思うが、他方文体のテイストに統一感がないので少々読み難いところもある。

2017年5月5日

読書状況 読み終わった [2017年5月5日]

「社会(世界)」を知るための哲学は役には立たないが、「自分(人間)」を知るための哲学は役に立つという事だろうか。
この大きな2つ潮流が批判を繰り返し、振り子のように揺らいできたが、近代哲学の主客の難問(認識論)は現象学・実存主義によって決着がついたと。著者はフッサール推しなので、これを起点に過去に遡り、論評している点にバイアスがあるように感じるが、切り口としては明快でわかりやすい。現代思想の問題点まで踏み込んではいるが、英米関係が抜け落ちているので概観としては不十分か。
著者は「真善美」追究型ロマン主義なので、読み手に熱意は伝わりやすいが、逆にその辺はちょっと引いて冷静に読む必要はあるような。

2017年5月5日

読書状況 読み終わった [2017年5月5日]

エリートは朝日新聞を読む。東大生は歩きスマホをしない。
が、目新しい情報。「ジャパンナ・レッジ」は便利そうだが、会費が少々高い。殆どは既知の内容。問題は実行できるかどうかだが、金銭的に同じようにするのは無理。
結論としては、ネットは止めて本を読めって事だな。余裕があれば新聞。娯楽が欲しければ雑誌。受験サプリで勉強して、dマガジンで息抜きというのが理想的か。新聞は紙派の池上と電子版派の佐藤で意見が分かれたが、庶民は公式サイトで十分かと。

2017年5月2日

読書状況 読み終わった [2017年5月2日]

著者が本気で対談しているのは國分と與那覇ぐらいで、あとは手を抜いているというか相手のレベルに合わせてるのかな?という印象。哲学・歴史は本気で語る価値はあるが、その他の人物は各々フィールドワーク的職業なので、インタビューモードになってしまうのは仕方ないのかもしれないが。
・人文学は突き詰めると歴史と言語
・権力を抜きにして歴史を語る事はできない

2017年4月19日

読書状況 読み終わった [2017年4月19日]

図解が非常にわかりにくい。著者は有名な哲学者のようだが、図解作成スキルがないんだろう(本人がどこまで関与しているのかわからないが)。説明文も無理に1Pで収めようとしているため全体的に不十分であり、わかりやすいとは言えない。
西洋・東洋哲学史や哲学的諸問題といった網羅性だけはあるので、目次はよくできているんだが、1度一通り勉強した人がまとめ的に整理する内容になっていて入門書ではない。
「自分にふさわしい哲学を自分でつくらなければならない」というまとめはよかったけど。

2017年4月4日

読書状況 読み終わった [2017年4月4日]

日本史・世界史の教科書からいくつか抜き出して、時系列に並べただけで、飛び飛びで年表説明しているだけ。これでは各々の歴史の流れがわからないし、関係説明も不十分。同時代に日本と世界で何が起こったのかが少々わかるだけ。これなら各々の教科書を自分で読み比べたほうが有益。
企画としては面白いのだが、失敗作のように思える。やはり日本は辺境国なので、古来から中国・朝鮮とは多少の関係はあるものの、欧米との関係は明治以降であるので仕方ないのかもしれない。それにしても世界史はややこしい。他方、日本史の記述はあまりにも省きすぎな印象。自分の知識の偏りが原因かもしれないが。

2017年4月4日

読書状況 読み終わった [2017年4月4日]

ひじきの小鉢1杯で-1時間、タバコ5本分のリスクという衝撃のデータ。どこまで信じるかだが。寿命は1日2時間伸びている。タバコは20本で1日-4時間。
あとは肥満・運動不足・野菜不足は寿命が-2年。思ったよりたいした事はない。が、闘病生活は考慮していないようなので、病人として生きるか?健康で生きるか?で違いはあるのだろうけど。

2017年4月3日

読書状況 読み終わった [2017年4月3日]

地理・経済・民族等々の要因を分けて考える理性・論理思考だけではダメ。物語(宗教)を理解する人間力が必要。人間は本質的に非合理。
国際情勢は時間軸(歴史)・地理的条件だけでなく、経済・文化・国家・民族・宗教様々な変数を複合して考えなければならず、しかも論理・合理・理性だけでなく、非合理な側面も考慮しなければならない。一応大国について相応の分析はなされているが、あまりにも複雑すぎて今後日本がどうやって意思決定すればよいのかは本書には示されていない。著者の仕事でもないのだろうけど。
これまでの著作の中でもかなりデキがいいと思うが、あくまでも著者の独自の分析であって、どこまで正しいのかはわからない。類書をいくつか読まないとダメなのだろうが、新書レベルが限界で、専門書までは手が回らないな。
執筆時にはトランプ確定ではなかったようだが、2016年は「米英が孤立化の道を歩んだ」という大きなターニングポイントになるのかもしれない。あとは中国が戦前日本と全く同じ道を歩んでいるという認識は正しいと思う。

2017年3月30日

読書状況 読み終わった [2017年3月30日]

病院選びと治療選びが全て。そのために只管情報収集しろと。これは著者の合理的・論理的スキルからなせる業だろう。他方、興味深いのが、正反対とも言える根拠のないスピリチュアル的なポジティブシンキングを併せ持っている事。「それは生還したから言える後講釈だろ?」とツッコミたくなるが、「病は気から」も全くのデタラメではないのかもしれない。
いろいろと参考になる部分はあるのだが、著者の場合はやはり遺伝的要素が大きい。親は選べないのでどうしようもない事だが、家族の問題として考えた場合、結婚相手の家系の既往歴は一応視野に入れて、それなりの覚悟や準備をしておくべきなのだろうとは思った。あと著者はコネは関係ないと言っているが、緊急性の高い手術のスケジュールをねじ込む場合はコネも必要。診察はできても手術が出来ない場合もあるし。
ちなみに、信頼できるネットの情報は
・がん情報サービス
・がんサポート
匿名ブログの類は一切無視しろとの事。
また、女子医大が脳腫瘍に強いというのは知らなかった。10年前は違う病院だった記憶が。部位や症状にもよるのかもしれないが。著者の宣伝でだいぶ有名になったようだが、女子医大も混んじゃって大変なんじゃないだろうか?でも、脳腫瘍で医療訴訟も起こされているようだし、色々と問題・弊害もあるんだろうな。

2017年3月30日

読書状況 読み終わった [2017年3月30日]

「知」の脅迫と「知」への強迫。これがひとつのコンプレックスビジネスになっている事は否定できない。本を全く読まずにそういうのとは無縁に楽しく生きている人々は大勢いる。
人生に意味などないから意味を求める。世界は具象であり、現実・事実を生きるだけ。人生に必要な3つのものはカネ・健康・同伴者。この有無によって絶望と希望(という人生の意味)が決まるとの事だが、全くその通りだと思う。だから、思想はイラナイのか???
自称「思想くずれ」の著者のルサンチマンに満ちてはいるのだが、高卒程度の学力で理解できない<難しい>思想は確かにイラナイだろう。また、「考える」事は結局はエゴイズムにしかならないというのも頷ける。
だから、思想はいらないのか?って事はなくて、著者が延々と述べているのも立派な思想である(特に「自分一身の思想」はよくできている)。構成は滅茶苦茶で特に4章は辟易するのだが、書籍全体の問題提起としてはオモシロくて、これもひとつの「思想ビジネス」になっているのかと。そもそも新書ってのが大衆向け思想ビジネスなわけで。

ちなみに「知」に「やまいだれ」をつけると「痴」
漢字って良くできてるなあと勉強になりました。

2017年3月30日

読書状況 読み終わった [2017年3月30日]

週刊ポストの対談で歴史的要素はあまりない。読者層にレベルを合わせたのか、歴史好きのサラリーマンに歴史作家がお付き合いをしたという印象。特にサラリーマン出口氏にはコンプレックスが感じられ世界史至上主義なので自虐史観で話を面白おかしく盛ろうとする(自尊史観も劣等感の表れには同意)。年齢差による上下関係も顕著であり対談本の悪い所が出ている。独特の歴史認識で総じて面白いとは思うのだが、この2人を指して「巨頭」は言いすぎでしょう。
確かに、日本を相対化すれば、地理的には田舎で辺境だし世界史的に見て歴史は浅い。が、文明と文化は違うわけで、日本に限らず文化的にはどこも特殊。そこを意識的に否定しつつも無意識的には気が付いているのか、序盤早々から歴史は関係なくなって日本(人)論という比較文化の話になっている。あとは時事放談(半藤ヨイショで昭和史に関連付けてはいる)で、日本史の話は少ない。企画モノなので仕方ないかな。

2017年3月28日

読書状況 読み終わった [2017年3月28日]

歴史に学び「知行合一」であれ。との事だが、世界史というより戦史で、その時の各々のリーダーの資質や決断を解説。自身で歴史の後講釈を否定しておきながら、内容はかなり後講釈的。また、成功譚って読み物としては面白いのだが、実際には参考にならない事も多いし、多少割り引いて読む必要はあるかも。
各章2名程度計30名程度が紹介されているが、戦には勝って一時的には成功してもその後不遇になる事も多く、人生の難しさを感じる事はできる。その他、「髀肉の嘆」「匹夫の勇」「婦人の仁」等のことわざや「将才」「君才」等の言葉の勉強にはなった。
開祖が優秀だとその後の政権は短期、凡庸だと長期というのも興味深い。(よって、家康は凡庸であると)

2017年3月28日

読書状況 読み終わった [2017年3月28日]

神よ 私たちに
変えられるものを変える勇気と、
変えられないものを受け入れる冷静さと
その2つを見極める知恵を与えたまえ
(神学者 ニーバー)
という最後の言葉に本書の内容は集約される。
メンタル系の本はいろいろと読んできたが、その中でもかなり良い部類に入ると思う。
印象に残ったのは「子供の心の強さ」と「大人の心の強さ」の違いと移行。要するに子供のガンバリズムの精神を大人になっても持ち続けていると、いつか破綻するという事。
さすが極限状態に追い込まれる自衛隊のメンタルマネジメント本とも言えるが、自衛隊は自殺率の高い組織でもある。このやり方が通用しない別の問題があるのか?そもそも本書の内容は机上の空論で運用が難しいのか・・・。

2017年3月27日

読書状況 読み終わった [2017年3月27日]

なぜ260年間平和だったのか?内乱・災害・外圧によって体制・政治変化が起こり対応してきたからとの事。歴史読み物としては面白いが、江戸時代を現代日本に結びつけるには無理がある。
天明飢饉では100万人死亡には驚くが、太平洋戦争は350万人死亡している。明治維新で徳川は否定されたし、敗戦で明治維新(体制)も否定された。だから「なぜ日本がここちよいのか?」の答えは江戸時代ではなく戦後昭和にある。が、戦後ピークは1990年前後という説が有力でその後(平成)は下り坂。
今後の課題は少子高齢化。これはある日突然ではなく、長い時間かけてゆっくりやってくる。選挙制度により内乱(体制変化)も起きない。だから問題の先送りで何の対応もできずに50年程度かけて徐々に衰退していくのだろう。この事が後世でどう評価されるのだろうか?
東日本クラスの災害(宝永地震の死者数も同じ2万人らしいが)では何も変わらないし、その何倍もの災害が起きるのか?またはとんでもない外圧がやってくるのか?

2017年3月25日

読書状況 読み終わった [2017年3月25日]

切り口は「わたし」「他者」「認識」「死」「歴史」で、オーソドックスな哲学的テーマをある程度網羅しているように思える。が、各々の内容説明については著者の解釈が多少入っている(当たり前だが)ように思われ、教科書的なのか否か不明。
バカと言われないために読んだが、内容的に易しいわけではないし、例え読んで理解できても他人に説明できるレベルになるには時間が掛かるかな。

2017年3月24日

読書状況 読み終わった [2017年3月24日]
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