歴史をつかむ技法 (新潮新書 541)

著者 :
  • 新潮社 (2013年10月17日発売)
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本棚登録 : 886
感想 : 82

技法についてというよりも、著者の歴史認識や解釈が展開されている。よって、これもひとつの主観であり、あらためて歴史認識や解釈の難しさを痛感した。そもそも正解などないのかもしれないが。
一応、大学の先生らしく中立性や相対性は意識されており、概ねマジメな本ではる。が、歴史学者として非科学的・感情的・ロマン主義的な歴史ドラマや歴史小説に対しては、敵対心も感じられた。この類は歴史に興味を持つきっかけになれば、悪くはないとは思うのだが、学者としては歴史的事実とは異なる似非物語として流布する事に許せない部分もあるのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年3月29日
読了日 : 2016年3月29日
本棚登録日 : 2016年3月4日

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