小林秀雄講演: 文学の雑感 (第1巻) (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 1巻)

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  • 新潮社 (2004年1月22日発売)
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感想 : 7

「もののあわれを知ること」は人間の経験の基本だ。
感じるんじゃない。認識しなきゃいけない。
知ることは力になる。水とは何か?H2Oじゃないだろ?
人間とは何か?肉と骨じゃないだろ?
そういう科学的思考は行動を促すだけで認識には至らない。
自分で自分を認識する事はできないんだ。
歴史は文学だ。過去の自分も他人だぞ。
歴史を通じて自己をみつめるんだ。わかったか?
ユーモアがあって優しい。そして愛がある。素晴らしい講義。

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感想投稿日 : 2013年8月17日
読了日 : 2013年8月17日
本棚登録日 : 2013年8月15日

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