紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

著者 :
  • 朝日出版社 (2015年4月25日発売)
3.54
  • (46)
  • (88)
  • (87)
  • (23)
  • (10)
本棚登録 : 1022
感想 : 110

視点は面白い。が、内容的には仕分けが必要。叩くべきスローガンや疑問を呈する枕詞とコミュニケーションとしてのホンネとタテマエ(お世辞)を混同している所がある。
全体的に、少々クドイし愚痴っぽい。若い人が書いたとは思えぬほど、老人的説教クサイところもある。デビュー作らしいので、今後に期待したい。
「言葉と意味」のネタは無限に創出されていくので、社会評論系として第2弾、第3弾と刊行していけばよいのでは。書いていくうちに洗練されてくると思うが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年6月16日
読了日 : 2016年6月16日
本棚登録日 : 2016年2月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする