「2人が交わした書状が存在せず、両者の関係は不明であり、関ケ原の結果から遡って作家達が定番ストーリを増幅してきた部分が大きい」という記述が印象的。散々、「仁」だの「義」だの「智」だの「絆」だの「友情」だのと盛り上げといて、そのオチはないでしょうよ・・・。
確かに図表も多くて2人の生涯をパラレルに追うのはわかりやすい(ただし、間違いもいくつかあるような)が、肝心の両者の関係は不明という結論に歴史学と歴史小説の乖離を痛感した。
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- 感想投稿日 : 2017年9月12日
- 読了日 : 2017年9月12日
- 本棚登録日 : 2017年9月11日
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