ひとりでいること みんなとすること

著者 :
  • PHP研究所 (2015年10月26日発売)
3.77
  • (10)
  • (18)
  • (10)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 380
感想 : 19
5

・見方が欲しかったら、敵をつくれ
・誰のことも肯定して、笑顔でいるけれど、自分の心は開いていないのですから、友達ができなくて当然です
・ことに友達が欲しいなら、自分の価値観をわかってもらえるよう、心を打ち明けることが大切です

・「今の片付け」は一見、関係ないように見えても、未来に起こる大変なことに対処するために役に立つことになるでしょう

・いつでも「役立つ道具」でいる
・学歴もないし、たいした資格も持ってないし、世の中を渡り歩く武器など、なに一つ持っていません。
・自分がなにになるかなんて自分で選べない、それなら、人に必要とされることに自分を役立てよう。人に選んでもらい、人の役に立つ道具になれるように、自分を磨いておこう。そして絶対に損をさせないことを約束しよう

・僕が試して、いいなと思っているのは、手のひらをじっと見つめること。手のひらは、一番身近な自分の内側です。一日に一度は必ず独りになれる時間をつくって、じっくり自分の手のひらを見つめてみましょう。
必ず、自分の心の中が見えてくる瞬間が訪れます。
苦痛、むなしさ、悲しさ、満たされない思い。
すると不思議なことに、安心するのです。
なんとなくおなかのあたりが痛くてお医者さんに行くときは不安ですが、診断され、「ちょっと胃炎を起こしていますね」と原因がわかればほっとするのと同じです。

・夕食後に一時間確保してある読書の時間に、英語、フランス語、中国語の本を読んだりもします。
・誰からも電話がないし、メールすら来ない。そのとき多分気がつくのです。自分から電話をかけ、メールをし、声をかけ、会いに行かない限り、独りのままだと。
これに気がつくことが、子供時代に許されていた安全な浮き輪を外し、独り立ちするということかもしれません。

・「あの人たちは仲が良さそうだ」「まわりはカップルばかりなのに、自分だけ独りだ」
しかし本当にそうでしょうか
交差点にいる何百人もの人全員が知り合いで、自分だけが阻害されているなんてことはないし、たとえグループで歩いていても、誰もが等しく孤独を抱えています。
・「みんな孤独だ」と知り、痛みを抱えたもの同士として誰かに声をかけてみると、孤独は強みに変わります。一対一で向き合うから、人と人はつながることができます。



・「うまくいくかな」「成功するかな」あなたがもしこんな不安と寂しさにとらわれているとしたら、賢くて、よく考える人である証拠です。でも同時にそれはあなたがなにも始めていない証拠でもあります。
・行動してしまえば、自然と計画性が出てきますし歩いているという実感が自信を自信をもたらし「成功しないかもしれないという不安と寂しさ」を徐々に和らげてくれるでしょう
・勇気は頭からではなく、足からわいてくる、そんなこともたくさんあります
・一歩踏み出した先に丸太があったら、乗り越えていけばいいのです

・予定は「滅多にない大イベント」としてではなく、自分の習慣の中に組み込んでいくほうがいいでしょう。映画を観る、本をよむといったささやかなことでもいい。それを真っ先にスケジュールに書き込むのがコツです。とくに「自分が健やかでいるために必要なこと」は毎日のルーティーンとして早めに書き込んでしまいましょう。

・「ものを減らすのに、同じものを二枚買うんですか」不思議に思うかもしれませんが、これがものを増やさない秘訣です。例えばシャツはどんなに大事にしていても必ず襟やカフスからダメになってきます。そのとき、「また新しいのを買わなきゃいけない」となると、あれこれ探すことになります。

・身だしなみとは、かなりのモチベーションになるものです。「きれいに整えれば、人と会いたくなる」というのは男性でも女性でも同じではないでしょうか。
・いつ、誰にあっても恥ずかしくない身だしなみ。
・健康管理「とても優秀なのに、四十代から先の人生でくじけてしまう原因は、体をこわすこと
・歯のメンテナンス

・自分を良く見せたい、人に好かれたいと思って、ついてしまう小さな嘘。人の幸せを「良かったね」と言いながら、どこかでくすぶっている焼きもち。
・僕が試して楽になった方法は、自分の心のなかを人に話すこと。嫌われるかもしれない秘密の部分を、思い切って人に打ち明けたのです。
・大切なのは、「嫌われるかもしれないという不安と寂しさ」を秘密にせず、言葉に出してしまうことだと感じます。

・今、あなたに困難が起きているならば、それは自分に足りない何かを補うために起きているのではないでしょうか
・もう一つ、絶対の真理があります。苦しいことや辛いことは、逃げれば逃げるほどついてくるということ。

・感動にお金を払うなら、たとえそれが高価であっても決して贅沢や浪費にはならないのです。
例えば自分の勉強のための投資だと思って高級なホテルに泊まり、感動すると、人生の貯金箱にコインがたまります。経験や知識として蓄えられるのです。
それについて人に話したり、本に書いたり、感動をシェアするという「与える行為」をすると、レバレッジが働き、みんなが喜んでくれるというコインがたまります。一緒にお金そのものも入ってきます。
・たとえば食事会でも、はしゃぎすぎて寝る時間が遅くなったり、食べ過ぎておなかをこわしたり、飲み過ぎで次の日に具合が悪くなったりしたらマイナスとなる行為です。
しかし、ほどよく美味しくいただき、決めた時間内に楽しい話をし、翌日から元気になるならプラスのカウントを意識しましょう。

・真ん中に線を引いて、右側に自分のいいところ、左側に自分の悪いところを書き出していきましょう。右側は、遠慮せず、大いに自分を尊重していいところを書きます
左側は、できれば見たくない、恥ずかしいところがあっても勇気を持って書きます。
右側のいいところはどんどん伸ばしていきましょう。左側の悪いところは反省のために使いますが、自分を責めるのはタブー。きちんと反省したら、自分の弱さを許してあげること。そしていつも「ゆるせない」と思っている誰かの欠点もゆるしてあげる。
・自分で自分が嫌いになることは誰にでもあります。
そんなときは、すぐにできて、自分が得意で好きなことをしましょう。
僕の場合は、とびきりおいしい卵焼きをこしらえること。
こうして自分をなぐさめ、だめな自分をゆるしてやるのです。

・街を歩いていると、びっくりするほどきれいな人を見かけます。「モデルさんみたいだな、スタイルがいいな」そう思いますが、ただそれだけです。
・「見た目についての責任を、自分が負う必要はない」
・外見で唯一責任をとらなければならないのは、身だしなみ。清潔さと社会的なマナーにそった服装は、大人のたしなみです。

・最初に試してみてうまくいったのは、自分に腹を立てないこと。以前の僕は細かいことが気になったり、ちょっとしたことをいつまでも気に病んだりしている自分に気づくたびに自分に腹を立て、一層イライラしていました。どうして、自分はそんなに神経質なんだ。もっと大らかな心になれよ」こんな風に自分を叱りつけてすらいたのです。すると、神経質で臆病者の僕は余計に怯えてしまいもっと神経質で臆病になるという悪循環になりました。
そこであるとき、僕のなかの臆病者を、愛してあげることにしたのです。「いいよ、君はそのままで。確かに神経質で恥ずかしがりやで臆病だけど、異常ってわけじゃないし、絶対ななおさなきゃいけない欠点というわけでもない」人間関係でも、相手に腹を立てず受け入れ、ゆるし、愛してあげると、とたんに楽になることがたくさんあります。
・敏感すぎる自分がむき出しだと、いろいろなものをキャッチしすぎて、受容器が壊れてしまう感じがするのだと思います。困った僕が試してみたのは、こんなイメージトレーニングです。
・あなたの頭は、たくさんの部品でできています。
・まずは、一番大きなネジを一つ、親指の腹と人差し指でつまみ、ゆるめてみましょう。最初は硬いと思いますが、ゆっくりまわしているうちに、するするとほどけていきます。これで精密機械の一部が休憩に入りました。いつもより、人の目が気にならなくなります。みんなと曇りガラスごしに対峙しているくらいの距離感です。顔は見えますが、かすかに微笑んでいるとしかわかりません。
次に、二番目に大きなネジに細いドライバーをあてがってそうっとゆるめてみましょう。するするとほどけていきます。これで精密機械の別の一部も、休憩に入りました。いつもより耳に入る人の声が遠くなります。水に潜っているくらいの、ぼやけた音に変わります。
・人に会うときは、もっと簡略化して「頭のネジを一、二本外す」とおまじないを唱える。たまにぼんやりして、「ちょっとばか」になるということです。

・僕の友人が「Public Relationsを持っているか」と問うのは「社会に対して何をしているか」ということ。僕らは、ボランティア、寄附、自分の考えを世の中に知らせることを何かやっているかをしばしば話題にします。

・夢を描いている人は案外少ないものですが、大きなものも小さなものもありますから、書かないと忘れてしまうものもあります。手帖でも神でもかまわないから、とにかく書いて、毎日見ます。見ているうちに、潜在意識に刷り込まれ
自然に夢に刷り込まれ、自然に夢につながる行動をするようになります。

・感想やお礼の葉書を書こうというのは、ビジネス本によく書いてあります。主にマナーとして、若い頃の人脈づくりとして有効とされています。

・自分自身への納得があれば、強さを誇示する必要もないし、自分を守る必要もない、鎧などいらないのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: メモ
感想投稿日 : 2017年3月15日
読了日 : 2017年3月15日
本棚登録日 : 2017年3月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする