マッチラベル 明治 大正 上方文庫コレクション (紫紅社文庫)

著者 :
  • 紫紅社 (2010年4月28日発売)
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感想 : 1
4

ほんの2~3年前まで喫煙者だった私には、身近な存在だったマッチ。
ライターの簡便さにはとてもとてもかなわないものの、あの独特の匂いとラベルデザインに関して言えば圧勝だね とか思って愛用してた。
その、ラベル。
明治・大正期のパクり放題(ぶは!)の時期、似たり寄ったりのデザインの中にもいろんなカラーがでてたりして面白い。
いっそ「この系列」とかで括ったものも見たいくらい。
模倣するくらいだもん、デザイン的には優れてたりもするんやろうし。

そ し て !
もちろんオリジナリティの高いデザインもあり、注目すべきはP178とP213。
そのインパクトたるや!!ぃや、べっくら。w
■ ■ ■ ■ ■ 
商標別にまとめる→地域で括る って編集。
似たようなデザインでも、なんとなく地域のカラーがでてるっポ。
九州はちょっとおとなしめ とかさ。
■ ■ ■ ■ ■ 
文庫版で¥1260はちょっとイタかったけど、紙質も良いし色も悪くないし何度も読み返すこと必至だし、充分回収できると思うよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 興味があるの
感想投稿日 : 2012年8月21日
読了日 : 2012年8月19日
本棚登録日 : 2012年8月21日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/10/10

「あの独特の匂いとラベルデザインに関して言えば」
「マッチラベル」と「切手」が小さな世界の双璧だと思いますが、ラベル系(ワインラベルとか)や蔵書票も素晴しい。見飽きないですね。
マッチと言えば「燐寸文学全集」と言うアンソロジー(但しマッチが出てくるシーンのみ抜粋)が、とっても素敵な本です。。。

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