タイトルからして気になっていた本。
帯に森見さんの言葉があり、読んでみると少し言葉のチョイスが似ている。
テンポの良い会話文は読みやすく、地の文や手紙(または書籍)の引用部分はちょっと引っかかったりしながらも、読み終えるのが少しさみしくなるようであった。
とくに、しゃっくりとミキ、與次郎の会話は楽しかった。
思わずふきだしてしまう、漫才のような掛け合いが素晴らしい。
だが、戦争に関する部分は生々しく、胸が苦しかった。
それが良いスパイスになっているのだろう。
すごく生々しい所と、バカバカしく思うほどのファンタジーさ。
本の並べ方にはとくにこだわりのない私だが、四畳半神話大系など、森見さんの本の隣に置いておきたくなった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年6月20日
- 読了日 : 2016年6月20日
- 本棚登録日 : 2016年5月31日
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