いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社 (2014年8月28日発売)
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本棚登録 : 6287
感想 : 455
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前から気になっていた本で、木村さんがCMをされたことをきっかけに、ようやく読めた。

まず、タイトルが印象的。
絵も綺麗で、見た目の印象はすごく良かったが、中身はとっつきにくい感じだった。

表紙のイメージのような綺麗さ、無垢さ、を感じたものの、七草の心情を理解するのはなかなか難しい。
いや、理解の前に、これを言葉に表すのが難しいのか。

分からなくもないな、と思うけれど、これは普段本を読みなれていない学生には難しいだろうな、と思う。
個性の強いキャラクターが数人出てくるものの、それらのかけあいよりも、やはり主人公格の二人のための物語、という印象が強いため、箸休めの効果は薄い。

設定は面白く、謎解きは「なるほどなー」と「それはやりきれないなー」と思ったものだが・・・続きはどうなるのだろう?
続編も似たような雰囲気だとちょっとしんどそうだが、ナドさんなど他キャラクターの活躍やその他の謎が明らかになるのなら、読んでみたいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2015年7月27日
読了日 : 2015年7月27日
本棚登録日 : 2015年7月27日

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