論理と曖昧さは矛盾するけれど、それを共存させるような人生観や世界観が必要なこと、そもそも命とは矛盾をふくんでいるもの、だからその矛盾を意識して生きていくこと。
「矛盾を私はこう生きました」というところに個性が光る。そしてとれが物語になる。個人を支えているのが「物語」であること。物語と現実がつながっていることを河合先生は温かく語る。
「次はまた今度にしましょうか」との言葉で永遠に中途となった対談。本当に惜しい。生きるとは自分にふさわしい、自分の物語を作りあげていくことにほかならないことを学んだ。
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カテゴリ:
社会・思想
- 感想投稿日 : 2008年10月6日
- 本棚登録日 : 2008年10月6日
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