ちょっとまえに、WBSの内田和成教授がblogで、リーダーシップの好例として取り上げていたので読んだ。
1912年に、筆者を隊長として、南極大陸横断挑戦のため、エンデュアランス号で南極に向かう途中で、氷塊で船が破壊され、2年近く27人と漂流するも、誰一人命を落とさず生還させた、当事者の漂流記。
想像を絶する状況なのだが、当事者ゆえ、淡々と述べられており、それが妙なコワさを覚えた。いつ命を落としてもおかしくないのに、隊員が上位者への決断への絶大な信頼と隊長の決断力に敬意。
常時、なんだかんだ指示するだけがリーダーシップではなく、何かあったときに連帯感を発揮できる状態を常時保っていることも大事だと感じた。
作品としては、ジャンルが似ている「八甲田山の彷徨」の方が内容は濃いかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2011年4月30日
- 読了日 : 2011年4月29日
- 本棚登録日 : 2011年4月29日
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