約50の「ハッ!」 とさせるデザインと、デザイナーの日常に触れられる一冊。
著者は06年のNews Week誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選出されたデザインオフィスnendo の代表。デザイナーといっても、インテリアから建築物まで幅広く手がけるところ、旅行でいったミラノサローネで、雑貨を作る建築家や車のインテリアを手がけるグラフィックデザイナーに出会い衝撃を受け、世界の異種格闘技に飛び込むべく「○○デザイナー」の「○○」は外したそうです。
おなかが弱いのに世界中を飛び回り、奥さんもいらっしゃるのに同性愛者から狙われる、二歳上の著者の、タフな頑張りには脱帽しました。
やっぱデザイナーは椅子だろ、と思わせてくれたはP67の"black thin lines" でしょうか。
ある日までは無かったものなんだけど、ある日を境にヒトが寄り添うようになっていた、それがデザインとして優れているということなんだと腹落ちさせてくれました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年10月29日
- 読了日 : 2013年10月29日
- 本棚登録日 : 2013年10月29日
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