リーンスタートアップからのリファレンス。スタートアップ企業がどのように顧客発見、顧客検証、顧客開拓、組織構築のステップに臨むかという、それぞれのステージを検証していく。
昔からスタートアップ企業の営業に伝わるという諺「ワニに取り囲まれた時には、元々の目的が沼を干上げることだったのを思い出せないものだ」というのが、最初コントのようでおかしかったが、読み進むにつれ重要な示唆であることに気付いた(ちなみに私事ながら、本書のこの下りを読んでいたケポスという場所のホテルの裏庭にいたホエザルが吼えたのに驚き本を放り上げてしまった)。
創業以降、長年スタートアップ企業の経営を勤めた人物を切るなどという修羅場な局面において、誰が何の基準で判断するだろう。それは「沼を干上げる」目標が文書化され共有化されているかという一点の有無による。それが例えペーパータオルの裏面で書かれた基準であったとしても。
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- 感想投稿日 : 2012年11月30日
- 読了日 : 2012年11月30日
- 本棚登録日 : 2012年11月30日
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