ネット文化とゲーム文化に浸っている人なら、随所でニヤリとしてしまう描写が多い本作シリーズ。今回は、さらに「オタク文化」と「そこに触れてくる一般人」と、双方のコミュニケーションの難しさと、そういった、ある一定の人員層を描き出していた。
それなりに深刻な事態になりつつも、あくまで筆致は軽いので、そこまでヘビーな気持ちにはならないが、それでもここで描かれていることは、学校ならクラスの4分の1くらいの人にとって心に刺さるのではないか、そういう生々しい事態が書かれている。
キャラクターたちの役割分担も、より明確に個性的になりつつあり、続刊も読んでみたい気にさせられた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年4月13日
- 読了日 : 2014年3月30日
- 本棚登録日 : 2014年3月30日
みんなの感想をみる