蝶が舞ったら、謎のち晴れ: 気象予報士・蝶子の推理 (新潮文庫 い 123-1 nex)

著者 :
  • 新潮社 (2015年7月29日発売)
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本棚登録 : 233
感想 : 31
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お天気はゼッタイにえこひいきしない、というコピーに主人公の芯の通った心根がありそうと読んだ所、それは当たっていた。気象予報士が気象の知識とデータを元に謎を解く、という設定は初で、自然好き的に楽しい。最初の方の話こそ、解法のための謎になっていた感があり気になったが、後半に行くにつれてそれがなくなり、謎解きもこなれた。気象界(そんなものがあれば)の裏側に踏み込んでいくほど、フィクションであっても知らない世界を垣間見られて、面白さが増していく感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年11月4日
読了日 : 2015年11月4日
本棚登録日 : 2015年11月4日

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