お天気はゼッタイにえこひいきしない、というコピーに主人公の芯の通った心根がありそうと読んだ所、それは当たっていた。気象予報士が気象の知識とデータを元に謎を解く、という設定は初で、自然好き的に楽しい。最初の方の話こそ、解法のための謎になっていた感があり気になったが、後半に行くにつれてそれがなくなり、謎解きもこなれた。気象界(そんなものがあれば)の裏側に踏み込んでいくほど、フィクションであっても知らない世界を垣間見られて、面白さが増していく感。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年11月4日
- 読了日 : 2015年11月4日
- 本棚登録日 : 2015年11月4日
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