地域経済・本当の豊かさについての本。
オーストリアのペレットボイラーなど、林業においてのバイオマス・エコシステムがここまで取り組まれてるとは知らなかったなぁ。エネルギーの自給自足についてはあまり考えたことがなかったので、具体的な数字と共にかなりイメージしやすかった。
また、地域経済の話で、地産地消を行わないと、ムダが発生し、国でいう貿易黒字になるという点も、言われてみれば確かにという感じである。地域内で捨てているような一次産品を、わざわざ他地域から購入して加工品にしているのだ。
シェア、人生のゆとり、競争から共存への概念など、資本主義に疲れ果てた日本人の考え方が転換期にある中向かっている方向について色々と言及してある。確かに実例を元にしてはいるが、現状ではまだまだ理想論ではないか、と思うような内容だが、日本のあちこちで、近い将来このような社会がもしかしたら・・・と思えるような内容である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス・経済
- 感想投稿日 : 2014年6月15日
- 読了日 : 2014年6月15日
- 本棚登録日 : 2014年6月15日
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