現役医師が書いた小説の神様のカルテシリーズ最新作。
前回同様、この主人公の医師は静かに熱い。
人によっては青臭いと思うかも知れないけど、俺は自省も込めてこの医師が好き。
今回は色んな名言も含んだ素晴らしい一冊でした。
人生哲学に満ち溢れた一冊で、下手な自己啓発本なんかより、ずっと人生を深く考えさせられる。
早くも今年度No.1かも。
あらすじは地域医療を支えるため、常に限界を越えて働く栗原医師とその周囲を描く。今回は新たにベテラン内科医を仲間に加えるが、この人は食えないところがあるが。
実はそれには辛い過去があり、それが栗原医師の医師としての人生を悩ませる。
いいなと思った言葉
焦ってはいけません。焦らずゆっくりと、牛のように、図々しく進んでいくのが肝心です。
生きるってことは、学歴とか肩書きとかを掻き集めていくことじゃない。今、自分にできることを、少しずつ積み上げていくことだ
忠実な友が、君と共に泣く限り、この人生は苦しむ価値がある
智に働けば角がたつ、情に棹されば流される、とかくに人の世は住みにくい。
やまない雨はないんですから
素晴らしい本でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年3月23日
- 読了日 : 2014年3月23日
- 本棚登録日 : 2014年3月23日
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コメント 2件
夏岡漱佑さんのコメント
2014/03/23
tomoyafujineさんのコメント
2014/03/23