神様のカルテ (3) (小学館文庫 な 13-3)

著者 :
  • 小学館 (2014年2月6日発売)
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本棚登録 : 4171
感想 : 327
5

現役医師が書いた小説の神様のカルテシリーズ最新作。
前回同様、この主人公の医師は静かに熱い。
人によっては青臭いと思うかも知れないけど、俺は自省も込めてこの医師が好き。
今回は色んな名言も含んだ素晴らしい一冊でした。
人生哲学に満ち溢れた一冊で、下手な自己啓発本なんかより、ずっと人生を深く考えさせられる。
早くも今年度No.1かも。

あらすじは地域医療を支えるため、常に限界を越えて働く栗原医師とその周囲を描く。今回は新たにベテラン内科医を仲間に加えるが、この人は食えないところがあるが。
実はそれには辛い過去があり、それが栗原医師の医師としての人生を悩ませる。

いいなと思った言葉
焦ってはいけません。焦らずゆっくりと、牛のように、図々しく進んでいくのが肝心です。

生きるってことは、学歴とか肩書きとかを掻き集めていくことじゃない。今、自分にできることを、少しずつ積み上げていくことだ

忠実な友が、君と共に泣く限り、この人生は苦しむ価値がある

智に働けば角がたつ、情に棹されば流される、とかくに人の世は住みにくい。

やまない雨はないんですから

素晴らしい本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年3月23日
読了日 : 2014年3月23日
本棚登録日 : 2014年3月23日

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コメント 2件

夏岡漱佑さんのコメント
2014/03/23

自分も良い作品だと思います!
自分は名言集(神カルの)を作ろうと思っていたので、マネ?させてもらっていいでしょうか?

tomoyafujineさんのコメント
2014/03/23

人によってどの文が名言になるかは変わるとおもいますが、あなたの心に響いた文であればそうぞ♪

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