人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?―――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質
- ダイヤモンド社 (2017年5月11日発売)
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佐藤名人を2連勝で終えたポナンザの制作者の人工知能論。ポナンザ自体は当時ディープラーニングは使わず、探索と刈り込みを強化学習し、プログラム対プログラムver2との対戦を繰り返し、勝率が52%を超えたら乗り換えるという手法を取って行った。将棋チェスの場合は、コマの移動できる範囲が大きく、静的なディープラーニングは向かないと考えていたが、その後ディープラーニングでもポナンザを作りうまくいっている。
そのきっかけとなったのがアルファ碁だったが、これはディープラーニングの強みとされている画像認識を用いている。白、黒、石なし、で構成される局面を画像と捉え局面化し、それぞれの勝率を計算し強化学習を行った。さらに局面の評価もディープラーニングで評価できるプログラムを強化学習で構築し、それら二つをつないであっという間に最強のプログラムとした。
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- 感想投稿日 : 2017年11月5日
- 読了日 : 2017年11月5日
- 本棚登録日 : 2017年11月5日
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