起業は1冊のノートから始めなさい―――「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2013年8月30日発売)
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起業は1冊のノートから始めなさい 
「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ
著:上野 光夫

著者は、㈱MMコンサルティング代表取締役。中小企業診断士。政府系金融機関である日本政策金融公庫に26年間勤務し、主に中小企業への融資審査の業務に携わる。その後独立し、起業支援コンサルティング、資金調達サポートを行う他、研修、執筆など幅広く活動している。

本書の内容は、「起業を実現させて、少なくとも5年以上事業を続けるためのノウハウ」について書かれており、そして大きな特徴として「起業準備では手書きのノートを活用しましょう」と勧めている点がある。

そんなノートを使った起業法について以下の8章により説明している。
①起業で成功する人はみんなノートをつけている
②なぜ起業したいのかノートに書いてみる
③先に独立する日を決めてしまおう
④アイデアを300個以上書き出そう
⑤起業の不安を書き出せば心の準備ができる
⑥足りないスキルとノウハウをまとめておこう
⑦ノートを使って人間関係を高めよう
⑧事業計画を練り上げ、起業のスタートラインへ

頭の中で考えたことをしっかりと形にして表すことは非常に大切である。頭の中ではまとまっていると思うことでもいざ形にしてみると何かが抜けていたりだぶっていたりとそれはまだまだ完成していないことに気づく。

しかし、それは表に出して初めてわかることである。
逆に考えがまとまっていないことであっても、表に出すと意外と答えがすでにでていたりと新たな気づきも与えられる。

起業という途方もない作業?は組み立てて壊してまた組み立ててということが求められる。そして組み立て終わって起業して終わり。ということではなく、起業はあくまでスタートラインに立てたにすぎずまた組み立てて壊すことは引き続き必要となる。

起業をするにも何をするにもこうしてノートに記して階段を上り続けるイメージを持つというのは非常に大切なことである。
ノートについてもそれは携帯やスマホ、PC等の代用など人それぞれに合った方法がある。

ようは簡単にできてそして継続可能であるという点が一番重要である。
思い考え、そして形にする。
頭に思い浮かべるだけではなく、表に出す。そして実直にそれを行動に移すことで道は開かれる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マネジメント関連
感想投稿日 : 2016年2月12日
読了日 : 2016年2月12日
本棚登録日 : 2016年2月12日

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