著者はシェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップス等グローバル・エクセレント・カンパニー6社で40数年にわたり社長職を3社、副社長職を1社歴任。現在は、長年の経験と実績をもとに国内外で「リーダー人財」および「グローバル人財」の育成に取り組んでいる。
著書に「経営の教科書 社長が抑えておくべき30の基礎科目」「伝説の外資トップが説く 勝ち残る経営の本質」等多数。
本書は若いビジネスパーソンのために、ビジネスにおけるコミュニケーションスキルという各論よりも「成功するビジネスパーソンになるためにはこれだけは押さえておきたい!」という総論を述べた教科書として執筆されている。
本書の構成は以下の7章から成る。
①ビジネススキルとコミュニケーション
②自分を変え、周りを変えるコミュニケーションのルール
③人間関係を築くコミュニケーションのルール
④人を動かすコミュニケーションのルール
⑤会社におけるコミュニケーションのルール
⑥外国人とのコミュニケーションのルール
⑦説得・交渉のルール
外資系トップとして長年活躍してきた著書。
今までの読書の中で洋書については非常に中身については共感できるものの、表現から極端であったりそのまま実用するには馴染まない表現もあったりと迷うことが多かった。
本書については、その洋書から受け取るような共感できるものの難しいと言った知識だけではなく、日本人としてそしてそれを長年実践されてきた経験とが見事にミックスされ非常に読みやすくかつ理解しやすい内容であった。
内容についてもオーソドックスな点が多くあるものの、かえって長年トップとして活躍されてきた人から出たものであるだけに純粋に大切であるという認識のもと直に受け入れることが出来た。
自分に不足している項目が非常に多いと気づかせてくれた一冊であった。
- 感想投稿日 : 2015年4月26日
- 読了日 : 2015年4月26日
- 本棚登録日 : 2015年4月26日
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