日野原重明 一〇〇歳

  • NHK出版 (2011年9月27日発売)
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感想 : 12
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日野原先生の100歳を記念したNHKのテレビ番組の取材がもとになった一冊。
いまだに現役の医師であるだけでなく、公演で全国を飛び回り、ミュージカルに取り組む日野原さん。そのみなぎるパワーの源泉はどこにあるのか。本書では、彼の人生の様々なエピソードが紹介される。幼い頃に出会った医師のこと、両親との思い出と死別。よど号ハイジャック事件の人質になった体験。さらには、奥様との二人三脚の日々とその奥様が痴呆症になってからの生活など。
人生の日々、ひと時ひと時を無為に過ごすことなく生きてこられたかのようにさえ見える彼の人生。それが100年も続いてきたことのすごさ。真摯さと前向きな心。言うのは簡単だけど、実際の日々の生活を思うと、ただ敬服の念が浮かぶばかりです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文
感想投稿日 : 2012年2月4日
読了日 : 2012年2月2日
本棚登録日 : 2012年2月4日

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