具体と抽象

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  • dZERO(インプレス) (2014年12月1日発売)
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・「抽象概念を扱う」という、不連続な変化を起こすために必要な知的能力
・言葉と数を生み出すのに必要なのが、「複数のものをまとめて、一つのものとして扱う」という「抽象化」
・一つ一つの事象をすべて個別に扱うのが具体だとすれば、抽象とは、それらをまとめて「関係性」や「構造」として扱うということ
・「永遠の議論」の大部分は、「どのレベルの話をしているのか」という視点が抜け落ちたままで進むため、永遠にかみ合わない
・抽象レベルで二項対立をとらえている人は、そこに「考える視点」が出てきます。これに対して具体レベルでのみ見ていると、二項対立も「二者択一」に見えてしまいます。
・膨大な情報を目にしても、つねにそれらの個別事象の間から「構造」を抽出し、なんらかの「メッセージ」を読み取ろうとすることを考える

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 思考
感想投稿日 : 2017年8月13日
本棚登録日 : 2017年8月13日

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