未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)

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  • 新潮社 (2012年5月25日発売)
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第一次大戦の教訓を正しく学び、持たざる国が持てる国に勝つ方策がないことを痛感したからこそ、一億玉砕に向かったという。おそらく正しい歴史認識だと感じる。
戦後70年を間近に控えた今、我々の世界情勢への認識は何か変わったのだろうか?持たざる国であることは変わりない。中国と紛争が起きたら、果たしてどうなるのか?便衣兵ならぬ国籍不明漁船が多数尖閣諸島に迫ってきたら?
日本のまずいところは、空気を読み過ぎて意見の多様性を認められないところではないかと思う。

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感想投稿日 : 2014年3月16日
読了日 : 2014年3月16日
本棚登録日 : 2014年3月16日

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