積まれてる宿題図書の中から久しぶりに歴史小説を読んでみた。
戦国末の太閤秀吉の九州征伐から関が原終戦までを島津の目線で描いている。ある種新鮮な視点であるが、ちょっとばかり島津義弘を良く描きすぎてる感がある。控えめに見積もっても充分名将に値するのだから、少々嫌味。
しかし臣下の嫁に手を出すくだりは面白かった。バランスがとれてよいかもしれない。どちらにしてもあの当事の島津を巡る数々のピンチを乗り切った手腕は大したもの。大体関が原モノは家康贔屓か三成贔屓かどちらかなのだが、これは両者を他者の目線で結構シビアに分析していて面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2011年2月18日
- 読了日 : 2011年2月18日
- 本棚登録日 : 2011年2月18日
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