勇者とは、昔の球団である阪急ブレーブスに絡むものだった。自分が生まれる前の古き野球界の話を軸に、不思議な時間経緯で話が進む。北朝鮮へ行ってからの話など、なかなかつらい記述もあったが、ぐっとくる話で没頭した。小説の形態をとってはいるが、登場する野球選手は実在だし(バルボンという選手は聞いたことがある。昔の学研ひみつシリーズの中で出てきたのを記憶)、歴史も多くの文献を参考に記されている。
自分はどこの地に対して、この話の主人公のような気持ちを持つんだろうか?とふと考えた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年1月31日
- 読了日 : 2016年1月31日
- 本棚登録日 : 2016年1月31日
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