不安定さに共感できる、全裸はよくわからんけど。
最後じーんときてしまった。
自分ではよくわからなくて不安で怖くてああああってなっちゃうけど本当は欲しいものははっきり決まってるのかな、津奈木と主人公はごく冷めたうまくいってない凸凹な不似合いな二人のようでいて、本当はすごく相性がいいのかもしれない。
わたしはあんなにめちゃくちゃにはなれないけど、めちゃくちゃな主人公の気持ちはよくわかって、寂しいけどちゃんと向き合ってもらえたらそれだけでいいんだよな。
題名と装丁と内容の、釣り合いと高め合いが素晴らしい!
つーかもう題名も表紙も超すき。たしかに生きてるだけで、愛、だ。
めちゃくちゃなわたしたちと一緒にいてくれて、ありがとう。北斎と津奈木。
書き下ろしの続編は無いほうが本編の余韻に浸れてよかったのにと思ったけど、読んでみたら、二人がちょうどいい具合に頑張り合って一緒にいるのがわかって、これからも二人はこうしていくのかなって感じがして、嬉しかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年9月19日
- 読了日 : 2011年8月25日
- 本棚登録日 : 2011年8月24日
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