異端の大義〈下〉 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2009年3月28日発売)
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高見が 転職を図ろうとする。
経歴も 実績も 十分であるが・・・・
『会社が 危機に陥いろうとしているときに なぜ転職しなかったのか?』
という 質問が浴びせられる。

そして、 経営者の側に立つとしたら
『判断力がない』と ヘッドハンティングの会社の担当者から指摘される。
経営の資質に あげられるのは 判断力である。

確かに理由はあった。
父親が がんで 死期が迫っていた。
岩手の工場の リストラによって 再雇用が決まっていなかった。
日本では 通用しない理由かもしれない。

結局は 会社に甘えていたと 反省する。
湯下は 権限は 自分の届く 範囲内で 行使をする。
なぜ 不毛な取締役を 首にしなかったのか?
物言いをしなかったのか?

早期退職 優遇制度 指名解雇
そのなかで 優秀な人材が 去っていった。
それも 40歳台の働き盛りが・・・。
そこで 会社は コストダウンができたが 
結局は 業績を回復することができなかった。
なぜなのだろうか?

社員は 家族。そのために 滅私奉公せよ。
翁はいうが・・・
会社は 裏切るばかりだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス/金儲け
感想投稿日 : 2012年10月25日
読了日 : 2012年8月17日
本棚登録日 : 2012年10月25日

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