阿川佐和子って、アタマがいいなぁと思う。
福岡伸一の問題意識を うまく引き出している。
生命を扱う研究をしながら、
生命を殺さざるをえない矛盾。
生の生物学ではなく 『死』の生物学であること。
生命は機械論ではなく、動的平衡でとらえること。
なぜか、イメージは クオリアに近づく。
『センスオブワンダー』は、子供の時につくられる。
知的好奇心をどう養うのか?
1953年に 二重螺旋が概念化され、
分子生物学の 源流となり、
DNAを切り取ることができるようになった
1980年前後に 遺伝子ハンターが始まる。
新種を探す生物学の終焉を決定づけた。
結局 世界を細かく分け始めた。
ドリトル先生の 助手スタビンズくんに憧れる。
私も僕も 〈英語〉では同じ。
『私』は、現在形であり、『僕』は、過去形に。
遺伝子で すべてが決まる訳ではない。
『動的平衡』が、なぜ 受け入れられないか?
率直に話して、率直に 応える。
すぐれた ラリーである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2016年3月5日
- 読了日 : 2016年3月5日
- 本棚登録日 : 2016年3月5日
みんなの感想をみる