エジソンの母 DVD-BOX

出演 : 伊東美咲  坂井真紀  谷原章介  細田よしひこ  松下由樹 
  • UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(D)
3.40
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感想 : 4
4

2008年 ドラマ
大森美香 脚本

花房賢人(清水優哉)は、『なぜなの?』という質問を
することで、まわりの人たちを混乱の渦に巻き込む。
母親(坂井真紀)は 賢人のノーベル賞の授賞式の夢を見る。

小学校教師 伊東美咲は 大学教師の婚約者(谷原章介)から
君は 面白くないので 婚約を解消すると告げられた。
伊東美咲の担任しているクラスに 問題児 花房賢人が
転校してきた。

算数の時間が始まった。
賢人は 算数の教科書にひげのない猫を発見。
伊東美咲 『足し算をしなさい。』
賢人は どうして 1+1=2 なのか?
質問をする。

赤チョーク1本と 青チョーク1本 足すと 2本
と 先生が説明する。
賢人は なぜ 赤いチョークと青いチョークを足すの?

生活の時間
賢人は、『まっすぐな虹を見た』というと・・・
みんなは見たこともない。
アカネは 『賢人はうそつきだ』という。
賢人は 『そのとうりなのです。ホントだよ。』という。
うそつきが うそつき というのは 
ホントになってしまうので、
グルグル回ってしまった。

伊東美咲は大学の婚約者の谷原章介のところに言って
クラスに悪魔が着たという・・・
1+1=2 じゃないというし、『まっすぐな虹』を見たという
谷原章介は 学生に 質問する。
2進法では 1+1= 10
1+1 はたくさんの可能性がある。
1+1=2は、算数というゲームの中で使われるだけ

伊東美咲は
『私の教科書では 1+1=2 だ。』という。

理科室で 人形を壊す事件が発生。
賢人は『人形に電気を通したら 生き返るか』と思った。
学年主任の教師松下由樹は 賢人に向かって
『あなたの脳みそは腐っている』という。
(これは、トーマスエジソンが学校で言われた言葉なんですね。
母親坂井真紀は、『私の息子は間違いも起こすが
脳みそは腐っていない。
息子のきらきらした好奇心を大切にして欲しい。』

世界地図を見て
賢人は 『これはパズルだ。』といって、
破って 陸地をひとつにして、
大陸移動説のパンゲアを直感的にいう。

ニンゲンはどうして空を飛べないの?
賢人は 3階から空を飛ぼうとする。
ガスを吸ったら飛べることができるといって。
ガスをみんなで吸おうとする。

同じクラスのレミの母親杉田かおるは、
今で言う モンスターペアレンツ。
『賢人を 退学 追放 をしろ』と教師に詰め寄る。

賢人は ちょうちょや 鳥が飛べるのに 
なぜ飛べないのだと質問する。
とにかくやってみようと 3階から飛び降りる。

校長先生は 
『好奇心は大事だ。何かを知りたいという情熱が大事』
という・・・

『僕らはみんな生きている』を合唱するのであるが
生徒は言う 『ミミズと友達なんていやだ。』
賢人は ボクの友達だよといって『蜂の巣』を見せる。
みんなは逃げ惑う。 

『橋の上のオオカミ』
1本橋を どう渡るのか?
というテーマ。
ウサギとオオカミとクマが 1本橋をわたる物語。
これを 授業参観のテーマとする。
『やさしさや思いやり』を育てる授業という。

校長先生は 『クマさんのようになりたい』という。

賢人は 『オオカミはウサギを食べてしまう。
オオカミは体重の1/5を食べてしまう。』
といって、みんなは混乱する。
生徒は ウサギが食べられるなんてひどい と叫ぶ。
賢人は 食物連鎖を説明するのだった。
校長は『賢人君は記憶力がよく天才かもしれない。』という
算数のテストは 賢人は 0点だった。

賢人は公園がどうできるのか 知りたがっていた。
そこで働いている イタリア人とコミュニケーションをする。

社会見学で エンピツ工場での質問時間。
賢人は質問する。
『エンピツはなぜ書けるのか?』
『エンピツの原料はどこでできるのですか?』
年収の質問が。
学年主任は 『年収で人を見てはいけない』という。
賢人は 『なぜお金持ちと貧乏人がいるのか?』
賢人は 『なぜ働かなくてはいけないのか?』
学年主任は 国民の3大義務を説明。
『納税する。働くこと。教育を受けること。』
『ニンゲンはみんな平等である。』と説明。

大学の研究室で
賢人は 基本的人権 を質問する。
学生が 『自由権 平等権 生存権』があるという
賢人は 『平等権があるのに
どうして金持ちと貧乏があるのか?』と聞く。
谷原章介は
『世界は みんなが幸福になれる経済システムができていない』
という・・・

子供の目で見た 『不思議』・・・
どうして?なぜ?という 素朴な質問に
どう答えるのか?
という 大人の対応 が 問われている。
教育の範囲内で物事を考えていけない。

『良い絵と悪い絵』
子供らしくのびのびとかくことがポイント
であるが、それを基準にして 良い悪いという判断は
正しいのか?
たしかに・・・
しかし、なんでこの話題が必要だったのだろう。
賢人が雪の世界を描いたことを示したかったのか?
ふーむ。
ストーリー的に 問題外。

賢人は 太陽が死んでしまう 
ということで大騒ぎする。
地球が50億年で死んでしまう
どうしたら 地球を守れるのか?
と質問しまくる。

秋田から東京に行く時
賢人は 母親に
『どうしてパパがいなくなっちゃったのか』
母親は 『どうしてかわからないけど
まず前に進むの』という。
『前に進むといろんなものが見える』と。

フェスティバルで 『赤ずきん』をやりたい
という生徒に対して・・・
伊東美咲は 『残酷だからできない』という。
賢人は 残酷でない赤ずきんを考える。

質問に答えて間違えたら、おばあちゃんを食べる
とオオカミがいう。
赤ずきんは 『おばあちゃんを食べる』というと、
ワニのジレンマに入って、
オオカミはパクパクしている時 赤ずきんが
オオカミの口に石を入れてしまい
おばあちゃんは助けられるのだった。

賢人の夢は
世界のみんなをしあわせにする機械を作る。

静電気はなぜおこるのか?
カミナリも静電気の一種。
電流が流れる・・・ということ。

教育委員会の織田(森口瑶子)は
賢人にギフテッド教育の留学をすすめる。
個性に合わせた 教育。

異端児は、ばかになるのか。天才になるのか。
あの先生の教育のままでは、ばかのまんまだと 織田は言う。
母親は 織田のお尻をたたいてしまう。
『先生の悪口をいうのは許せない』という。

賢人は 自分の問題意識を自分で追及しつづけて
自分の理解したことを説明する。

最終話 賢人たちは 
秘密の小屋で火事事件をおこしてしまう。
賢人がやったという。

賢人が『なぜ 宇宙のカタチを知りたいのか』と聞く
ポアンカレの予想の呪縛にある大杉漣は
『知りたいからです。
好奇心があるからです。』と。

校長は 生徒たちに 賢人が転校することを告げる。
生徒たちは なぜ賢人は転校しなければならないのか?
ブーイングする。
伊東美咲が 『どうしてと質問することは大切で、
興味を失わせるようなことはしてならない』と演説。
母親は 転校を決意するが
周りの学校は受け入れてくれない。
賢人はふたたび 小学校に戻って 2年生になるのだった。

個性のある・・ヘンな生徒をどうやって育てるのか?
これからの 方向性が まだまだ出ていないような気がする。
創造性をはぐくむには・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2013年10月28日
読了日 : 2013年10月28日
本棚登録日 : 2013年10月28日

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