となりの奇妙な人。香川照之。
香川照之のサイコパスの存在感が、なんとも言えない。
こわいのだ。人格破綻を演じきる。
しかし、自分で手を汚さないというルールをもっているのが、
人格破綻と結びつかないところがある。
過去の家族が、失踪すると言う事件が、からんでくる。
娘の藤野涼子が一番こわい。
この子自身が、サイコパスでしょうね。
香川博之のコントロールされているようで、
まったく自分の意思で動いているようだ。
犯罪心理学者 西島秀俊。
どうも、心理学者にみえない。知的な雰囲気がたりないなぁ。
質問していく方法も、そんな直接的なやり方では、本音がみえないだろう。
追いかけて、詰問するって、ありえないでしょう。
やはり、刑事が適役なのかもしれない。
西島秀俊の妻 竹内結子。
徐々に、変化して、心の隙間に、広がる不安を
うまく演じていたが、なぜ、あれだけ人格をなくしていくのか?
薬でできるって、安易すぎるでしょう。
西島秀俊と竹内結子が夫婦役と言うのに期待したが。
刑事東出昌大。単独行動が多すぎることで、巻ぞいになる。
警察能力の低下が、一番の問題なんでしょうね。
香川照之でなく、なんで、西島秀俊を 連行するのかな。
薬で、人を意のままに、変えてしまうというのが、
この作品の弱さなんでしょうね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー/ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2017年10月29日
- 読了日 : 2017年10月29日
- 本棚登録日 : 2017年10月29日
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